自然の偉大さと人類の英知

家族でキャンプしたいと妻に告げてから早いもので約6年経ちました。

あの日妻に言われた「1人で行って」という言葉で、ファミリーキャンプは諦めソロキャンプに考えをシフトしましたが、ビビリの私が1人でキャンプになど行けるはずもなく、知らない人のキャンプブログを読みインスタをチェックし、少しずつキャンプギアを買い集めていきました。

何度か知人とキャンプをし、多少の経験を積んだ私にファミリーキャンプの機会が巡ってきたのは先月の事でした。

当初予定していた夏休みの家族旅行が都合により行けなくなってしまい、急遽別の予定を立てなければならなくなってしまったのです。

夏休みに入ってからの予約の為、空きのあるホテルは高い料金のプランしかなく、金の無い私はここで閃くのです。

1泊はキャンプしようと。

二泊三日のうち、一泊をキャンプにすることで大幅に金額を抑えることができるではないかと。

直ぐに調べると、この休暇村 越前三国がヒットし、日程も奇跡的に空きがあり予約できました。
旅行初日はキャンプして、2日目はホテルに泊まるという、子供達にも妻にも私のサイフにも優しいプラン。最高ではないかと。

そこで気付きます。我が家にはソロテントのキャンパンダ しか無いじゃないかと。

そこでファミキャン経験のある知人にオススメのテントを教えてもらうのですがピンときません。ネットでレンタルも出来るようですが、納得出来ません。なぜなら、私にはネットで得た6年分の知識があるからです。

初心者向けのテントじゃ俺の物欲は満たせないぜ！というわけです。キャンプ3回しかしたことないくせに。そのうち2回はグランピングのクセに。

私の物欲、所有欲を満たすファミキャン用のテントを夜な夜なネットで探していると、紙パック入りの1番安い麦焼酎の炭酸割りにレモンを絞ったやつがいつもより進みに進み、気付くとクリックしていたのが写真のテントです。

テント内でかがまなくても良い高さ、設営の楽さ、値段の高さが心に刺さり、さっきより焼酎を濃いめにして自分を奮い立たせ、クリックしたのです。ワンクリックで買えて届いてしまうのがアマゾンのいけないとこです。

もちろん、このテントを買ったことで当初予定していた旅行の金額を超えてしまったことは、来月カードの明細が届くまでは妻に内緒です。

結果、キャンプは最高でした。
テントが立ち上がった時の喜び。炉端大将で焼いただけの肉のまぁウマイこと。水の分量適当に炊いたご飯が俺の好きな硬さに炊き上がる奇跡。朝起きるとテントの中で羽化しているセミ。

そして、1番の感動は、自然の中での体験でも子供達の笑顔でもなく、2日目のホテル泊の快適さ。

クーラー最高！温泉最高！ブュッフェ最高！部屋に戻ると布団敷いてくれてるの最高！

キャンプで不便を体験したからこそ、ホテルの良さが10倍に感じました。初日のキャンプの晩には「キャンプ最高！」と言っていた長男も、2日目には「今日と比べると昨日は地獄」とぬかしやがりました。

でも来週も長男連れてキャンプです。地獄見せてやります。もちろん高規格の電源サイトですが。楽しみ。