ストレージボックス

今回はコーヒーミルやキャンプの時に使う小物などの収納として作った、ストレージボックスを紹介します。

ALUTECのW600サイズのアルミコンテナを持っているのですが、ランタンなどに占領されてスペースがなくなってきた為、もう一つ買い足そうかどうしようかなぁと迷ったのですが、コーヒーミルやケトルなどを収納したかったので、木のボックスのほうがナチュラルな感じでお洒落に見えるかなと思い、いろいろ検索してみましたが気に入る物がなく、それならいっそ造ってしまおうという安易な発想から生まれました。

外観は額縁を作る要領で縁の部分を45°にカットして縦横交互に組み合わせました。

外観は奈良の東大寺正倉院などで有名な古代の建造様式の校倉造りをイメージしての制作ですが、実物と同じ様に上下の組み合わせ部分には微妙な隙間があります。

とは言っても実物を忠実に再現したのではなく、材料の微妙な歪みによる物ですが・・・

キャンプで使用するなら箱を直置きするよりも通気が良い方が中の物が湿気らないかなぁなんていう本当の倉をイメージして造ろうと思いまして。

ナラ材（オーク材）なので強度は申し分ないのですが、地味に重い・・・

でも筋トレだと思えば問題ありません。
車横付けできるサイトであれば・・・です。

次に外観のメイン、天板の制作です。

材料はナラ、花梨、チェリー、ウォルナットで模様を組み合わせ、出来るだけ隙間が出来ない様にして固定しました。

この作業には１週間くらい掛かりました。
木目の向きや配色加減を何回も組み合わせては作り直しを繰り返しました。

そうしてできた天板がこちら✨

なんと底板としてシンデレラフィット‼︎

何と言う事でしょう✨

それは突然の事でした。

実は事故が起きまして・・・

仮切断の時にまさかの寸法間違い \(//∇//)\

正直これには凹みました。この事故で２週間制作が延期されました。あまりのショックで・・・

しかし途中で制作を断念してはならんと天の爺さまからの御告げにより、作業を再開。

そうして出来た天板の外観はこんな感じ。

数々の苦難を乗り越え、ストレージボックスは完成しました。

天板もチーク材やリンバ材、ベリと言う材料も追加して化粧直し。

仕上げはクルミオイルと蜜蝋の愛娘仕様です。

例えるならHillebergとsnow peakの幕帯コラボネーション仕上げです。

完成した後に気付いた事は、仕上げのオイルを塗った時点で木目があまりにもくっきり出た事で、最初に制作した天板よりもごちゃついた感がハンパねぇ事です。落ち着いた雰囲気だっただけに今になっても悔やまれます。

クセが強いわ‼︎ なんて一人でブツブツ呟きながら、磨き作業を経てやっとこさ完成✨

天板外観の変貌ぶりを例えるなら寺社仏閣巡りからの祇園で夜の豪遊。

失恋の反動で派手派手しく変貌を遂げたバブリーな時代の昭和の女性を彷彿とさせる容姿。

分かりづらい表現ですみませんm(_ _)m

完成後にお披露目式を行いましたが、皆声を揃えてなぜ底板にもこんな模様を施したの⁇・・・と

・・・私の心をハイヒールで踏み付ける様な言葉を沢山頂きました。 \(//∇//)\

実際に物を収納してみましたが、全くもって底板の模様は意味もなさずにこの様子。

でもいいんです‼︎

私、実は脱いだら凄いんです！

もっと言えば、私、実は骨太なんです‼︎的な感じ。

よく分からなくなってきたので、今回はこれで紹介を終わります。

前回のシェルコンテーブルでコメ頂いたhideさん

天板を分かりやすく撮ってみましたが、微妙に隙間があるのが分かると思います。

素人がピッタンコに作るのはなかなか難しいですね。