追悼の宝篋山

お久しぶりの投稿です。
今回重い内容ですが、記録として。

2018.5.11(金)
茨城県つくば市にある宝篋山に行ってきた。

4月10日に父が他界しました。
登山が趣味で冬はスノーシューに行き、夏〜秋には2泊〜3泊で北アルプス縦走や那須岳縦走してた父が、トレーニングによく行ってた宝篋山。
12月にも宝篋山に登ってて、まさか4ヵ月後にいなくなるなんて思ってなかった。2月に体調を崩し3月に入院して、あっという間にいっちゃった。

大切にしてた山道具を私が譲り受けたから、父が1番多く登って、そして最後に登った宝篋山にひとりで行ってみようと月命日1日遅れで行ってきた。（月命日は雨で断念）

標高461m
あの電波塔目指して出発。

8:35、父のG-SHOCKをつけてスタート。
田んぼから始まる極楽寺コースで登りました。

田んぼがおわり、いよいよ山の中へ

行きのコースは沢沿いを歩きます。
小さな滝がところどころに。
天気も良く、清々しくて気持ちいい。

キャンプしてると登山にも興味が出てきて、でも持久力なし体力なしでなかなか始められず。
身近に登山をする人がいないから、父に色々教えてもらおうと思って今年は一緒に行く約束してた。
20代からだいぶだいぶ脂肪を蓄えた私に
「まずはダイエットだな。」なんて言ってた父。

春になったら登山の計画を立てる約束してたのに、計画を立てる前にいってしまった。
私は反抗期が長くてどこかかみ合わなくなってたけど、基本的には父のことは好きでした。
一緒に山に行きたかったなー。

なんて思いながら、時々涙ぐみながら歩きました。
今でも信じられなくて葬儀のときしか泣いてなかったけど、少し泣けてよかったかな？

10:20、やっと頂上！
1時間45分もかかってしまいました。
ハイキングみたいな山ですが、私には立派に登山。
最後の1kmが長かったー！

筑波山くっきり！見晴らし最高！

父が使ってたバーナーは、ギガパワー地でした。
コッヘルもスノピ でしたが、自分のメスティンで山ごはんを作ってみました。

アルミホイルに炊いたごはんを包んでいって、ごはんの上に海苔とコンビーフをのせて、メスティンで5分ほど蒸して温玉をのせたコンビーフ丼！と塩もみして持っていったキュウリ。
蒸してほくほくしたごはんに、コンビーフのあぶらと塩気と海苔の香ばしさと温玉の濃厚が合う！
私がよく参考にしている山ごはんのブログでみたレシピです。

デザートにどら焼き。
頂上が楽しくて2時間もいたけど、お昼どきになり人が増えてきたのでテーブルを開けました。

12:15、下山。
帰りは小田城コース。

帰りのコースは森の中を歩きます。
たまに人とすれ違うくらいで、のんびり。

帰りは涙ぐむこともなく、静かな山に没頭してました。また来たいなーと休みのスケジュールを考えたりしながら。

のんびりに浸りすぎて、全然写真を撮ってません。
カメラも父が使ってた一眼レフを持っていきました。Nikonのカメラが2台あって、大きいのと小さいのがあり小さいほう。機種は忘れました。

このお地蔵さんが見えたら、まもなくゴール。
13:50到着。

ひとり低山ハイキング、とっても楽しかった。
いつかはキャンプと合わせて行きたいけど、しばらくソロキャンプは寂しくてできなそうです笑
ソロ日帰り登山をしよう。

そして、筋肉痛は思ってたよりなかった！
宝篋山をもう少し楽に登れるようになったら、ステップアップしていきたい。

登山を始めようと思ったこと、今回のハイキングのこと、父に1番に話したかったなー
本当に本当に寂しいです。いままでの人生でのつらいと思った出来事なんて、まったくたいしたことないと思うくらい。

長文失礼しました。
普段の生活では、元気に仕事したり犬の散歩や世話をしたりしています。ちゃんと毎日を笑って過ごせています。
自分の弱い気持ちを人に話すのは苦手なので、ここで弱音をはかせていただいちゃいました。
この長文、ここまで読んでくれた方いるかな？
いたら本当にありがとうございます。
そしてお疲れ様でした！