100年の時を超えて・・・

いつからだろう・・・
小さなストーブに興味を持ち始めたのは・・・

それまでストーブは身体を温めるだけのものと思っていた

でも、仲間のキャンパーが誇らしげに持って来たのは軍用の見たことのないそれであった

POD7k 1981年代のアンティーク、スウェーデン軍仕様のストーブ

決っして暖かいわけではないが存在感の大きかったこと

軍用の小型ストーブで検索して行くとドイツ製のTURM L51に行きついた

ドイツ製なのにこちらはスイス軍仕様だ

しかも他とは異なりまるでロケットを思わせるような不思議なかたち

なんとも魅力的だ

daimaruさんも愛用していて使い勝手が良さそう

この小さなストーブたち
どうやら「Cooking Stove」というジャンルらしい

スウェーデン、ドイツと調べていくとイギリスでもかなり可愛らしいstoveに辿り着く

VALOR64・65のシリーズだ
65の方が若干大きく魅力的

これはokanさんが愛用してる
やはりセンスが桁違い

悩みに悩む

そんな時間も楽しい
キャンプができない今だからこそ沼が深いのも事実(笑)

そんなある日、フランスのアンティークでこんなのを見つけてしまった

『FLAMME BLEUE』(フラムブルー)

青い炎と言う名のブランドだ

製造は1900年代初頭とおよそ100年も前のヴィンテージ

縁があって届いたそれはなんとも可愛らしく、そして歴史の重みを感じるオールドアイアンと真鍮のstove・・・

グランマーコッパーケトルとの相性も抜群だ

ブランド由来のflamme bleue (青い炎)を期待し火入れを行うも・・・

残念ながら青い炎を見ることはなかった

構造的にはペトロのhl-1の芯が1cm幅とすれば、その24倍
12cm×2列と芯の幅こそ違えランタンと同じだからだ

ほのかな暖かさでゆっくりお湯を沸かす

又は鍋料理など雰囲気を味わいながら楽しむもののようだ

でも、この五徳は最高だ

コンパクトに閉じて良し、広げて使用しても安定感抜群と使い勝手が良さそう

こんな小さなタンクで既に9時間以上燃焼し続けている
辺りはもう真っ暗だ、流石にもう寝よう(笑)

年代物ではあるがなかなか優れている

100年前のヴィンテージ

100年の時を超えて巡り逢えた奇跡

この先100年の未来に向けて大切に繋いでいきたい