2年前のリベンジ

盆休み後半

ファミでキャンプに行こう

しかし天気が悪そう。

花火大会がある場所で雲の上でキャンプしよう

我が家はそんな思いから2年前に行ったフィールドを目指した。

フィールドは標高1600メートル地点

車の窓を開けるととても涼しく気持ちいい空気が車内に入ってくる。

山道はずっと真っ白な雲の中

ハイビームだと反射して先が見えない。

ヘッドライトは下向きキープ

いつもの様に夜イン

さすが盆休み

空いてる場所が無い

んー

これじゃーテントが張れない

仕方ない全員車中泊にしよう

2列目シートを倒してオールフラット

広々してるが3人で寝るには狭いなー

自分は運転席で座ったまま寝る事にした。

3時間程の睡眠から目が覚めて外に出てみるとまだ雲の中だけど

涼しくて気持ち良い空気

ふぁー

大きなあくびをして体の中に元気を注入

1人散歩したり

下界の様子を見てみたり

そんな事をしていたら

少し雲が下がって

雲海になりかけた。

小さな頃

この雲の上を歩きたいなんて思ったけ

今

その雲の中でキャンプをしてる。

小さな頃の自分にその事を伝えた。

かみさんとそとが起きたみたい

そろそろ料理長の出番

いつもの様に料理長と会話を始める。

今日もお世話になります。

どんな天候でもどんな日でもうちの料理長は良い仕事をしてくれる。

信頼できる料理長とお気に入りのケトルの組み合わせこれが自分の中ではベストカップル

料理長の炎は広がって食材に均一な熱を与えてくれる。

爆音の割には火力は弱いがそんな問題も熱伝導の良い銅製ケトルを使えば無駄なく熱を伝えてくれる。

ケトルの底広に出来てるので広がった炎も無駄なく捕らえる。

この2人のやり取りが楽しい時間を提供してくれる。

そこへ黒い水玉模様のお客さんが遊びに来てくれた。

そとは大喜び

子供は遊びの天才だな。

オモチャが無くても

自分で遊び方を発見する。

てんとう虫さんは雨宿りしに来たんだね。

一度

下界に下りて食材を調達しなきゃだね。

大きな花火大会があるので早目に動かないと身動きが取れなくなると地元の方から聞いていたので早速下界へ

街で食材や必要な物を買い込んで

再びフィールドへ

あれ？

少し人が減ってる？

テントが張れるスペースがある。

フラットな場所へ移動してトントンカンカン

こんな感じかな^_^

かみさんとそとはずっとこの雲の中退屈してるかな

牧場があるからちょっと散歩して牛さんに会いに行こう

今日の花火大会

見れるかなー

そんな会話ばかりしていた。

花火が見えそうな場所を発見

辺りをよーく見て歩いていると

多くの高山植物も

結局

この後もずっと雲の中で

下界の花火を見る事は出来なかった。

花火の音だけが響いていた。

このままじゃ

家族で過ごす事を楽しみにしていたそとがかわいそうだ。

そんな事から家族会議

雨でも遊べる所

調べてみたけどなかなか無い

ちょっと贅沢してみよう。

普段行けない所

ここにしよう。

ここなら下道で帰る途中に寄れるよね。

そんな事から予定に無かった軽井沢おもちゃ王国に行く事になった。
朝早くに撤収しよう

早朝撤収の為

早目におやすみなさい。

まだ辺りが暗闇に包まれてる時間

テントの中に居ながら強い風と強い雨を感じて目が覚めた。

ヘッドライトを装着して外を覗いてみると

んー

これはまずいなー

積乱雲の中に入ってしまったみたい

かみさんとそとがまだ寝てる。

寝てる間に撤収を進めよう

時間は早朝3時過ぎ

体感で風速15メートル

それと大雨、雷鳴も聞こえていた。

完全防備で身を包み

大急ぎで撤収に取り掛かる。

カーサイドタープはまだ倒壊してないけど

横殴りの雨でタープ下もビショビショ

山小屋の屋根の下に全ての道具達をお引越し

あとは車に積むだけだな

かみさんとそとが起きるまで待とう。

朝5時過ぎにかみさんとそとが目を覚ました。

凄い風だから撤収しておいた後は積むだけと話したら

車も風で揺れてたよと

ひょっとすると風速20メートルまで行ってたかな。

朝6時には積み込みを完了

温泉と軽井沢おもちゃ王国に向けて出発

なかなかこんな所に来れないから

たまには贅沢にフリーパス

そと

乗り放題だよ。

何乗る？

そとはたくさん笑ってくれた。

それを見て一安心

お土産屋さんコーナー

軽井沢って感じの物が陳列されてる。

車に戻るとかみさんが

これ買っておいたよ。

おおおおー

これは！！！

軽井沢地ビール

しかも瓶

帰りの車の中

そとから嬉しい言葉が

そとはねー

パパとー

ママでー

またキャンプ行きたいんだよー

その言葉が聞けて

今回のキャンプは成功だったんだなと感じた。

また行こうね。

次どこでキャンプしようか。

てんとう虫さんに会える所が良いなー

そんな会話で盛り上がっていた。