09
2022
「シンデレラフィット」考
キャンプ界隈ではしばしば「シンデレラフィット」という言葉が使われています。言うまでもなく童話「シンデレラ」のガラスの靴に由来しているわけですが、キャンプ界隈の「シンデレラフィット」はどちらかといえば「偶然」「たまたま」ジャストフィットしたという意味で使われているケースが多いように思います。でもこれは誤用ではないでしょうか。
「シンデレラ」のガラスの靴は「偶然」シンデレラの足にフィットしたわけではなく、魔法使いが「意図的に」シンデレラのために作ったからフィットしたわけです。当たり前です。
前回書いたエバニューのチタンクッカーのシリーズ、かなり完璧に近いスタッキングができるわけですが、エバニュー社が意図的に作ったものであり、偶然フィットしたわけではありません。つまりこれこそが本当の意味での「シンデレラフィット」なのではないでしょうか。
同じメーカーが作っていればそんなの当たり前じゃないか、と言われそうですが、手元ですぐに思い浮かぶもので言えば、キャプテンスタッグの「アレ」の専用ケースはあまりにもガバガバだし、UCOのフラットパックグリルの専用ケースはあまりにもキツキツだし、王子様に「君はシンデレラではないな」と言われそうで、「シンデレラフィット」していない感じもします。
面倒くさい話をする奴だなと思われそうですが多分続きます。
王子「君たちはシンデレラではないな!」
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