上越名物急登まんじゅう。

⏰ジリリリリリーzzzz⏰

目覚ましの鳴り響く音が遠くに聞こえる

立て

立つんだ！

自分の声が遠くの方で訴えかけてくる

バサッッ！！
布団を一気にめくり我にかえる

眠気眼が一気に吹き飛んだ

何時だ！！？

とっさに目覚ましを鷲掴みにし覗き込んだ

"AM1:50"

やばぃ！

マーティンを迎えに行く時間はAM2:00

あと10分しかねぇ！

とまぁ 焦ってはみたものの後の祭りだ

ここまで登山の"と"の字も用意していない

夏休みの宿題は最後に仕上げようとして

結局やらないタイプだ

大人になっても変わらない

Lineで寝坊した事を告げて急いで用意する

ラピュタのドーラおばさんが言っていた事を思い出す

40秒でしたくしな！！

ザッ ザッ ザッ ザッ ガスッ ガスッ ガスッ ザッ

リュックに着替え 雨具 地図 コンパス カトラリー ライト

頭に整理しながらぶっ込んでいく

玄関のドアをあけ、車のエンジンを掛けるまでに40秒はとうに過ぎていた

まぁ安定なのだが

そんなこんなでマーティンの家には2分かからないので速攻拉致

今回のパーティーの後の二人も20分かからない所に住んでいる
腐れ縁の空気みたいな仲間だ

今回の登山は平標山から仙ノ倉山の縦走コース

元橋駐車場から松手山の鉄塔を目指す

下りが急だと足を痛めてしまうので 最初の登りを急登にした

これがまぢで is deadチョイス

普段から慣らしてない身体には相当負担がかかる

あ〜甘いものでも食べたいなぁ

チョコとかだと直ぐにカロリーに変化してくれるから
身体楽になるみたいだよー

やっぱりまんじゅう食べたいなぁ

上越名物急登まんじゅう

ギャハハハハ

中身のない会話で盛り上がりながら急登を急ぐ

鉄塔を少し超えると視界がひらけて来た

苗場がみえる 苗場山の方は雲が掛かっていない

ゲレンデが見えるが あれは苗場スキー場だ

フジロックの会場としても有名

結構登ってきた 4kmで700m近く登った

一気に周りの植物の種が変わる

松手山1614m

ここからが楽しみの稜線コースなのだが結構ガスっている

一ノ肩付近の高山植物 ベストシーズンではないものの凄く綺麗で見るものを魅了する

少し前まで植物をみても正直何も感じなかった

ここ数年

というか 登山を始めてからだ

植物や生物が一生懸命にその気候に合わせて生きている

それって凄い事なんだと 少しだが自分の美意識も変わり始めている

平標山の山頂からまた下り

そして山の尾根を歩き仙ノ倉山の頂上を目指す

もちろん ガスofガス

これが晴れていたら相当いい絵なんだろうけど

そんなこんなで仙ノ倉山登頂

ガスと風がまぢでハンパないからメシも食えない

とりあえず平標山の山小屋で食う事になり下山開始

写真の真ん中にみえる赤い屋根が山小屋

目でみえるからといってもそんなに近くない

自分にとって最も鬼門なのが下山なのである

そしてこの階段

どこの誰が作ってくれたのか

毎回登山するたびにに思うが本当に頭が下がる

一つずつ丁寧に作ってあり 無事に登り降りが出来るのも

こうした素晴らしい仕事があってこそだとつくづく思う

山の階段の数々

最初はまぢで階段があると歩幅が決められてしまって

相当スタミナをもってかれると思っていたけど

山の植生保護の観点からも相当大事なんだと分かった

きちんと決められたルートを通り

植物を踏んだりしないよう努めることが大事

山で食べるご飯の美味いこと

少しパワーを充電

群馬と新潟の稜線トレイル 鬼畜縦走

久しぶりの登山

普段から慣らしとかないといけないね

もう膝が若くないからオモテタントチガウ

また紅葉の時期にどこかに登りたい

因みに自分のバーナーは左下のP-153

とにかくコンパクトで超絶便利

さっそくその親指で左下をポチっとしてみては