全ては一泊の車中泊から始まった

私がキャンプに行くようになる少し前。
娘に非日常を味合わせたいと思って。

でもインドアのダンナには頼れない。
だからといって私一人でテントも張るのは不安。

というわけで当時ネットで色々調べて行き着いたのが車中泊でした。

最初の年は道の駅で一泊でもドキドキ。
二年目は二泊を二回。
三年目はぐんと世界が広がった。

それはワンタッチタープのおかげ。
これを持って横付けOKのキャンプ場で泊まるたびにギアが増えて、自信もついて。

お陰でテントもヘキサタープ も一人で張れる様になり、念願のソロデビューも果たした。
今ではズブズブと抜けられない沼にハマってもう抜け出せない、抜け出せない。

今回は久しぶりの車中泊。
もちろんこのワンタッチタープも一緒。

やって来たのは帯広。
一度は見てみたいと、ずっと思っていた勝毎花火大会。
の、前泊です。
初めて見るので、私はずっとワクワク。

堤防に沿って端から端まで、キャンピングカーやら普通の車からテントまでびっしりです。

今回娘は嫌々同行。
もう思春期だからか、最近は親とはあまり出掛けてくれず、でした。
花火もあまり興味なく……。
ずっと「早く帰りたい」ばかり。

でも、それでも連れて来たのは。
いつか、思い出して欲しい。
私と見た今日の花火のことを。
娘が親になって、その子どもに「昔ママも無理やり連れていかれたの」とか言いながら懐かしんでくれたら……。

これはフィナーレの一つ前のプログラム。
フィナーレは肉眼で真剣に見たかったので写真は撮りませんでした。

口をポカーンと開けて見ていた娘。

花火大会の思い出といえば、あのフィナーレの大迫力だったと、そう思って欲しい。
視界いっぱいに広がった花火に、目を潤ませながらちょっとセンチになった母でした。