kibe大陸

この番組は、kibeという名の青年が
未知のキャンプと未知の自分に出会うまでの
壮大なドキュメンタリーである。

2019年1月19日、kibe青年の姿は鹿児島県と宮崎県の県境に鎮座する霧島連山の中にあった。

兼ねてより親交のあったdayouter達が、近くでキャンプをするらしい。
しかし参加者はすべて初対面。
どうして参加することにしたか彼に聞いてみた。

「そこに……登りたい山があったからですかね」

少し息を乱しながら、
照れくさそうに答えるkibe青年。

ちょっと何言ってるかよく分かんないです。

(※この番組は一部フィクションでお送りしています)

無事に韓国岳の登頂に成功したkibe青年は
しばしその眺望を楽しんだ後、
足取りも軽く下山。

例のグルキャンが行われるという
霧島高原国民休養地へとやって来ていた。

前泊していた、まいにゃん＆HI_A家と
九州のボス、Takelt400＆MUKUMI夫妻。
そして鹿児島のリーサルウェポン
tomayu＆TOM14夫妻に挨拶を済ませる。

人当たりが良く、
社交的な彼の一面がさっそく垣間見られた。

後日、彼らに話を聞いてみると

「笑顔が素敵な好青年ですね。とっても優しいし！
でも、彼があの後あんなことになるなんて……」

設営も終わり、一息ついた頃、1台の車が現れた。
O-DEN＆mimi夫妻の到着である。

颯爽と現れたO-DEN氏と
爽やかに挨拶を交わすkibe青年。
O-DEN氏に彼の印象を聞いてみた。

「思った以上に若いね。
kibeさんていうかkibeくんって感じ（笑）
顔はサッカーの長谷部に似てる！
……あとなんかバナナの匂いする。 」

O-DEN氏の愛犬、ルカくんを撫で回すkibe青年。

チャームポイントはイビキだというO-DEN氏の
渾身の自虐ネタ「熊出没注意」は完全無視である。

和やかな雰囲気の中、事件が起こったのは
この日の宴会幕を設営中のこと。

鹿児島のバズライトイヤーことtomayuさんが
自身の所有するレイサのポールを折ってしまった。

我々取材班が固唾を飲んで見つめる中、
kibe青年が……動いた。

彼はその辺にあった物を手早く加工し、
その場で応急処置を施したのだ。

こうして無事に宴会幕が立ち上がり、
一同はホッと胸を撫で下ろす。

「ウホッいい男♡」

O-DEN氏が我々の胸中を代弁してくれた。

しかしここで図に乗らないのがkibe青年。

「いえ、O-DENさんの大型クリップでレイサを
連結するアイデアこそ素晴らしいですよ！
やっぱりO-DENさんには敵わないや」

(※この番組は一部フィクションでお送りしています)

それぞれ夕飯の準備を始める中、
キャンプ場に響くウクレレのメロディ。

その音色は、kibe青年の心を表現するような
優しく暖かな調べだった。

……はよ夕飯作れ。

このタイミングで、
来れるかわからないと聞いていた
hirotsuguさんがやって来た。

たのもー！たのもー！と叫び出す参加者たち。

なにこの人たち怖い……。

美味しそうな料理が所狭しと並び、宴が始まる。
各自腕によりをかけたものが並ぶケーブル。
そんな中、kibe青年が用意したのは……

バナナ。

もう一度言おう。

バナナ……三本。

余裕こいてウクレレ弾いてたのはこういうことか。

しかしkibe青年は魔法の言葉を持っていた。

「お酒いっぱい持ってきました♪」

許された。むしろ喜ばれた。
kibe青年は処世術まで身につけていたのだ。

これには取材班も脱帽。

あ、一本1000円ぐらいするビール、
がぶがぶ飲んですいませんでした。

その後の宴会は大盛り上がり。
我々取材班も楽しい時を共有させてもらった。

自己紹介が永遠に終わらないほどの盛り上がりに
恐ろしさすら感じつつ夜が更けていく。

いつの間にか、どのdayouterに会いたいかという話になっていた。

色々な名前が出る中、
一番名前が出たのはポチョムさん。
同じく名前が出たレクさんとは夫婦らしい。

……これは次の取材対象か？

そんなことを考えていると、
いつの間にか周りがカオスに変貌していた。
もはや誰が誰だか分からない。

「こんなグルキャン、見たことない」

感動のあまり、涙を流すkibe青年。

取材班的には、グルキャンというより
もはやただの宴会である。

そしてついにこの時がやってきた。
どうやら余興としてゲームを行うらしい。

噛まれた人から抜けていき、
最後まで残った者がバツゲーム。

みんなゲームを楽しんでいたが、
このバツゲームだけは嫌だと顔に書いてあった。

1人……また1人と抜けていき、
最後にみんなが見たものは……

kibe青年の変わり果てた姿だった……。

異様なオーラを放つkibe青年に戦慄し、
話しかけることすら出来ない取材班。

すると、なにか微かに聞こえてくる声。

「見つけた……」

……え？

「ここが私の……アナザースカイ」

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あとがき

いかがだったでしょう？
最終的に番組名が変わってしまいましたが、
kibeくんは無事に
「未知なる自分＝アナザースカイ」を
見つけることができました。

しかし、今回はkibeくんにフォーカスするあまり、
グルキャンのレポートとしては0点のものになってしまいました（笑）
実際はもう少しちゃんとグルキャンしてますので、
気になる方は他の参加者の投稿もご覧下さい。

そして読む方によっては、
大騒ぎしてマナーが悪いなど、
不快に思った方がいらっしゃるかもしれません。
しかし、参加者はみな常識ある大人の方々です。
今回も貸切であったからこそ、
このような盛り上がり方をさせていただきました。

そもそもマスクもゲームも
ほとんどの方が初対面の中、
万が一盛り上がらなかった時のために
私が勝手に用意したものです。

十分盛り上がっていましたが
先述したとおり貸切だったためやらせていただきました。

そして、今回の盛り上がりで
余計な心配は要らないと分かりましたので
妙な企画は今後行わないと思います。
だからみんな気軽に参加してね|´-`)ﾁﾗｯ

最後に、kibeくん。
LINEで予告はしたものの、
今回は君をネタにしてごめんなさい（笑）

だけど最後のバツゲーム、
本当はコスプレじゃなくて
私の投稿の主演に据えられることこそが
真のバツゲームだったのですw
これはグルキャンの前から決まっていたことです。

それはつまり、まいにゃん大陸が全世界に配信される未来もあったと言うことです。
こっちの方がむしろ語呂がいいですね|ωΦ)ﾌﾌﾌ…

長くなりましたがこれで終わります。
ありがとうございました。

2019年1月22日 O-DEN

おまけ

撤収時のこと。

設営時にポールを折ったtomayuさんが、
今度は結束バンドを引きちぎった。

私はトムさんに聞きました。

「奥さん、元ワンダーウーマンかなんかですか？」