Mt.Red‼︎
2017/06/10〜11
長野県は八ヶ岳連峰最高峰、赤岳へ!
以前勤めていた職場の先輩と2人で行ってきました。
一泊登山は一年近くぶりなのでめちゃくちゃ楽しみにしてた!
AM4:15起床も苦じゃない。
※地図の画像は借り物です。
今回のルートは
1日目
美濃戸口→赤岳山荘→(分岐を北へ)赤岳鉱泉→硫黄岳→横岳→赤岳(頂上山荘)
2日目
赤岳→行者小屋→赤岳山荘→美濃戸口
という道のり。
初日硫黄岳→横岳→赤岳の道のりがかなりハードですが、どうせ行くならと欲張って縦走してきました!
出発!
朝は天気も良く、緑に陽が射し気持ち良いスタートになりました(^^)
コケ。
朽ちた雰囲気、廃退感が魅力的なんですよねーやっぱりコケ好きだ。
登りは北沢ルートから。(地図分岐を北へ)
北沢ルートの登山道は沢を渡るイメージ。
緑の次は小川の水の美しさ、渓流の造形が見応えあったなあ。
かけた橋にもテンションアガる!
途中登りは赤岳鉱泉、下りは行者小屋というポイントにはテントが張れるフィールドもあります。
この日も小さな移動民族のように自然の中にカラフルなテントの数々。
やはりモンベルが多いですね。
個人的にもトレック用に欲しいなーと思いながらも、一方でまだまだ自分には早いかな?なんて思いつつ…
登山再開です。
実はここから時間の問題、さらには天候も荒れてきて写真をおさめる余裕がありませんでした。
↑の画像は硫黄岳から横岳へ縦走しているときの写真。
雲も多く景色はほぼ見えず、何より風がもの凄く強かった!
身体が風に持っていかれるほどでした。
森林限界を超え、ほぼ山頂の標高。足を踏み外せば崖のような場所でこんなハシゴも渡ってました。
風に煽られ、バランスを取るのも大変で大袈裟でなく死と隣り合わせの環境でした。
標高の高さから脳への酸素の供給が間に合わず息も苦しく頭もクラクラ…
正直かなり無理してゆっくりゆっくり、なんとか這い蹲って山荘を目指しました。
そしてなんとか山荘へ!
自分よくやった!!
今回本当しんどかった…
疲労と悪天候で山頂からの景色も写真に撮れず、明日の天気を祈りながら山荘内へ。
人とストーブのあたたかさに、山荘へ入った瞬間思わず腰を落としました。ふぅ〜
山荘内は清潔で温もりがあり、ようやくゆっくり道中について先輩と話すことができました(山荘着く直前は呼吸が乱れる為、会話もなかった)
「あそこヤバかったね!」
「正直心折れかけました!」
「ハシゴめちゃくちゃこわかったな!」
「僕、今日が人生で1番強い風だったかもしれないです!」
安心したのかよく喋る2人、喋りたかったポイントはほとんど一緒でした。
夕食を済ませ(メニューはしょうが焼き定食でした、お腹空きすぎてコレも写真忘れる)疲労がピークなので早々に布団の中へ。
まさに泥のように眠りにつきました。
明日は雲も晴れるかなあ…
AM3:45
眠い目を擦り、ガタのきている身体を無理矢理起こし山荘の外へ出てみるとそこにはオレンジと紺のグラデーションされた空と雲海が!
一気に眠気が吹き飛びました!!!
昨日撮れなかった山頂到達点も!
明るみがかった深い青の空が良い雰囲気(^-^)
そして
AM4:20
御来光です。
この瞬間の為にこれまでの道のりを乗り越えてきたと言っても過言ではない絶景。
思わず息を呑みました。
生きている、ということを強く感じる時間です。
前日景色を撮れなかった分、見渡す限りこのタイミングで写真撮りまくりました!
そしてやっと自分達がこんな凄まじい場所まで登ってきたのかと確認できました!
改めて自分よくやった!!
御来光の余韻に浸った後、朝食、荷物の整理を済ませここからは下山ルートへ。
登りルートとは違えど、下山途中振り向くと聳え立つ岩肌。
もうドラクエの最終ダンジョンぐらい凶々しく見えました、本当すごいとこ登ったなー
下りコースは岩肌を過ぎると比較的整備された道になります。
「昨日もこの道ならあんな苦しいことはなかったなー、でもやっぱり自分達の歩いた道は踏破した以上自分達の経験値になったよな!あの道にはあの道しか味わえない恐怖と過酷さがあったよ!」
たしかに、と先輩の言葉に深く同意。
「でもさあ、昨日の時点であんだけキツイのわかってたら最初からこの道選んだよね(笑)」
それも同意。
下る途中、中岳を経由して阿弥陀岳へも行けるルートもありましたが今回はもはや満身創痍の為、断念。
次回来ることがあればそれも視野に入れておこう。
南沢ルート(地図分岐を南)は北沢ルートに比べ、山道の雰囲気が強かったです。
こうやって登りと下りで表情の違うルートがあるのは凄く嬉しいし楽しい!
2日目は初日に増して天気が良く、木漏れ日が最高に気持ちよかった(^^)
山中にはヘリポートも。
残念ながら赤岳も遭難、滑落事故が発生している山らしく、その捜索活動においてヘリを使用する為のものみたいです。
こうやって事前に捜索活動のベースとなる場所が設けられていることがほんの少しの安心にもなりますが、できることならコレは2度と使うことのないようになってほしいと強く思います。
その後も着実に下山し、無事スタート地点の美濃戸口へ到着!
お疲れ様でしたm(_ _)m
今回もなんとか制覇できました。
正直過去最高にしんどかったけど、同じぐらいやっぱり満足度もあるし経験値にもなった2日間でした!
まだまだ自分達が省みる点はたくさんあるけど、あの景色見たくてまた登山計画しちゃうんだろうな〜
次はどこまで行こうかな(^^)
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кочапо
おぉ、北沢ルートですか‼︎ ハードなの選びましたね〜。お疲れ様です。 稜線上の強風はホント、死を意識する事ありますよね。 頂上山荘宿泊羨ましいです。私も次回赤岳リベンジする時はHIKARUさんのルートで行ってみたいです!
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気球
うわ〜凄いですね〜( ´∀`) こんな体験憧れます。 picもフォトジェニックですね〜笑
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HIKARU
気球さんコメントありがとうございます(^^) キャンプとは違った、非日常を味わえるのが自分が登山をする理由ですね!生きてる!って感じます。 フォトジェニックな被写体の究極は自然や地球なのかもしれませんね(^-^)
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おしりのごはん
楽しかったです その充実感を味わってみたいです 体力づくりしよう
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masamomomiyu
お疲れ様でしたー! ご来光最高ですねー^_^ 八ヶ岳連峰は僕も大好きな山の一つなのでまた行きたくなってしまいました。 生きてる実感、自分の足で登らないと感じ得ない感覚ですよね^_^ 僕も正直毎回きついと思いますけど、それを超える感動がそこにあるんですよね〜^_^ いつかどこかの山頂でお会いしましょう〜笑