1日29時間の島キャンプ
桜の季節も終わり、
キャンプを始めて3年目に突入。
向かうのは山口県の馬島にある
「のんびらんど うましま」
キャンプを始めた頃から
行きたかったところ。
なのになぜ今まで二の足を踏んでいたのか…
↓その理由
陸路やフェリーでは行けない
キャンプ場だから。
瀬戸内と言えば
穏やかな海に点在する島々。
今までに島キャンプは何度か経験済み。
笠戸島(山口県)、江田島・宮島(広島県)、大島・伯方島(愛媛県しまなみ海道)
ただ、どの島も車で渡れるので上陸してしまえば、島にいるという感覚は薄れがち…
馬島は渡船で行く離島。
(無人島ではありませんが)
これこそまさに島キャンプ!
いつか身軽な装備で島に渡りたい!!
…という憧れに反して日に日に
増えて行く道具たち。
いつになったら…と募るモヤモヤ。
もうこうなったら、持てるだけ持って
行くしかない。
2年越しでついに決行。
船に揺られること10分。
周防灘に浮かぶ馬島に到着。
離島とはいえ、時間的には気軽に行けるのが嬉しい。
馬島の波止場からキャンプ場へは、
リヤカーを利用することもできます。
(予約時に船の時間とリヤカー利用の旨を
伝えておく。有料)
でも自力で運ぶ。
(もはや意地)
2人ともザックを担ぎ、キャリーを引き、
もう片方には手荷物を持って。
重いーーー!
手荷物のペグバッグ(ソリステ入り)と
ソフトクーラー(飲料入り)が!!!
重みに耐えて歩くこと15分…
辿り着いた念願の
「のんびらんど うましま」
そして日本海?と見まごう荒れ模様の
瀬戸内海…
天気予報こそ晴れと曇りだけど
風速8m以上、波高は2m。
春の嵐が直撃していたこの日。
行きの渡船はアトラクションばりの揺れ。
実は前日、キャンプ場から
「キャンセルされなくて大丈夫ですか?」とお伺いの連絡をいただいたほど笑
諦めきれない私が導き出した答えは、
バンガロー利用!
念のため、バンガローを一棟予約。
①到着してテントが張れそうなら、バンガローはキャンセルしてテント泊(¥2000)
②バンガローをデイで利用して、夕方からテント泊(¥4000+¥2000)
③バンガローを終日利用(¥6000)
天候次第で柔軟に対応していただけるとのこと。
ずっとテントで過ごすのはキツそうだと判断して、まず②でチェックイン。
1番奥の眺めの良い棟を用意してもらったことと、考えてみればバンガローは初めてなので、何だか楽しくなってきている自分がいる笑
バンガロー内は照明と座卓のみの
簡素な設備(エアコンは別料金)。
外には各バンガローごとに野外炉が一つ。炊事棟とトイレ、シャワーはキャンプ場と共用。
バンガローとは言え、なるべく野外で過ごすことをオススメしているのが、のんびらんど うましまの特徴。
とりあえず一息。
そしてうとうと…ぐっすり。
目が覚めたら、お昼過ぎ。
お昼ごはんは
セブンのおでんと玉こんにゃく。
岩国の焼き鯖寿司。
そして、マットでゴロゴロ。
途中雨の音を聞いた(実は雹だったらしい)
でも雨も風も入ってこない。
安心しきってまたぐっすり笑
夕方になっても、風は弱まることなく、
バンガロー泊決定。
最初から潔くバンガロー泊一択にしておけば、半分近く荷物を減らせたはず…
しょうがない。
できることならテント泊したかったから。
少し、キャンプ場散策(紹介)
↑管理棟(シャワーあり。管理人常駐)と
トイレ。
シャワーはお湯が出るまでは
時間のカウントはされないそう。
炊事棟
設備はいずれも清潔で整っていて、
離島だけど、気軽に来てもらえるように、気持ちよく過ごしてもらえるようにという思いに溢れている気がする。
(生ゴミは1組に1つ渡される蓋つきゴミ箱に入れます。)
キャンプサイトは、夕日の名所と言われる
浜にすぐ出られる立地。
管理棟正面↑
飲料充実。
薪、炭、氷の販売あり。
レンタル品も充実していて、
食料さえ持ち込めば、手ぶらで
テント泊ができる。
空き缶、瓶類は持ち帰りだけど、管理棟で
購入したものなら引き取ってもらえます。
バンガローに戻って晩酌しつつ
夕ごはんの支度。
さすがに七輪は置いてきました笑
チキンジャンバラヤは
ほどよいスパイシーさとボリューム感で
お気に入りのメニュー入り!
満腹。
そして、また睡魔に襲われる笑
翌日。太平洋ぐらいになったかな?
朝ごはんは、バウルーでホットケーキ。
そして、お昼ごはん。
なぜ朝ごはんからすぐにお昼ごはんかと
言うと
案の定、寝ていたから…_| ̄|○
キャンプ場に着いてから、食べては寝てを繰り返し、いつの間にかバンガロー内は、手の届く範囲にものが配置され…
いけない!
完全にインドアモード。
キャンプに来たことを忘れさせる
バンガローの包容力。
急いでチェアを組み立て、外へ。
コテージの隣はちょっとした広場に
なっていて、夏には海水浴客で賑わう浜辺を見ながら焼きそばを作って食べる。
食べ終えて外の空気を満喫していると、
相方がポツリ。
「今までキャンプは非日常感を味わうもの
だったけど、もう日常の一部になってるね」
この人の適応力の高さは
承知していたけど、驚いた。
私よりもキャンプを楽しんでるなぁ。
ようやく調子を取り戻せた私達は島内の最高峰を目指す。
竹林を歩いていると、絶えず感じる気配。
散乱する筍の皮に掘り起こした跡。
猪…ですね。
キャンプ場と海水浴場が眼下に。
その向こうに干潮時に渡ることができる
刎島。
200mぐらいの低山だけど
ここから見る景色は、
瀬戸内が、山口が、この先私が生きていく土地なんだと納得させる力があった。
次は刎島を目指す。
危うくバンガローに取り込まれる寸前に入ったスイッチが、遅れを取り戻せと言わんばかりに背中を押す。
潮が引いて、置いてけぼりになったコ達
間に合ったコ達…
波打ちぎわを歩いていて、気がついたら
こんな↑
波はすっかり穏やか。
県外から島に移住して活動なさっている
素敵な管理人さんにご挨拶をし、
再訪を誓って帰路に着く。
IN 11:00 OUT 16:00
ここは1日29時間の島。
上関(本土側)から見た馬島。
きっとまたあの場所に流れる島時間を
味わいに行く。
次はもっと軽やかな足取りで笑
オマケ
船を降り、駐車場への帰り道↓
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気球
オートキャンプばかりなのでいつかこんな島キャンプしてみたいです( ´∀`)
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Satoru
先日の春の嵐は、ここで遭遇してたんですね。 なんか、ゆっくりできそうで、でも散策して歩こうと思えば、たくさん見所もある良いところですね^ ^ キャンプは日常なんですよねぇ。だから、行かないと落ち着かなくなってくる(笑)
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田中
山口がこんなに素敵なキャンプ場だらけとは。 帰省キャンプやりたくなりました😊
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kuma
柔軟対応のキャンプ場と柔軟なユーザー!😊 バンガローあり設備充実で自然も満喫出来る離島キャンプ憧れます✨
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サンタロ
ウチから渡船場まで15分なのに近すぎて行った事ないです笑 とてもいいキャンプ場ですね!行ってみたくなりました! レビューありがとうございます(*´ω`*)
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mako
瀬戸内は良い所が多いですね😊 そんなに荒れるとは知りませんでしたが😅
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green_blue_black777
コンパクトなのに、料理がいつもうまそー😍 バウルーに、ホットケーキ🥞はありそでなかった感👌✨
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つかひろ
29時間キャンプ大満喫ですね👍 融通の利くキャンプ場はポイント高し‼️ ラッキーマヨネーズとは…一体⁉️
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Martin
この景色はコチラではなかなか出会えない景色です😙
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あっちん
恐るべしバンガローの魔力🤣 それだけ居心地が良かったってことですよね。 ラッキーマヨネーズ私も気になりました!笑
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ねね
穏やかな時間が過ごせそうな、本当によい島ですね✨ 行ってみたい‼︎ でも荷物多し我が家は厳しい… また行かれたらぜひ投稿お願いします😊 最期の写真は猫たち? さらに行きたくなりますね🐈